臨床研究について
Research
2018年12月、「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」(いわゆる脳卒中・循環器病対策基本法)が成立しました。当院は、令和5年度脳卒中・心臓病等総合支援センターモデル事業に採択されました。日本の国民病として重要性が増している脳卒中をメインテーマに教室員全員が、研究に携わり新しい知見を世の中に発信することを目標としています。
当科では、超急性期脳梗塞に対する再灌流療法の効果検証、脳梗塞に対する抗血栓療法の効果検証、急性期脳梗塞の病態に関する研究、Brain-Heart Teamによる脳心連携による脳卒中の臨床研究などに取り組んでいます。アルテプラーゼの改良型製剤でより高い有効性が期待されるtenecteplaseの多施設共同研究(T-FLAVOR試験)に参加しています。今後、院内発症脳卒中、東アジアCADASIL登録研究、脳卒中後てんかん、第XIa因子阻害剤に関する多施設研究にも参加予定です。